ニンテンドースイッチのジョイコン*1でZLとLが全く効かないという故障が発生しました。メーカーに修理を頼む前に、自分でできないか調べてみました。
Amazonで交換部品が出回っているので、それを購入して無事に修理が完了しました。
細かい作業にはなりますが、決して難しくなく、専門的知識も必要ありません。ぜひ部品交換に挑戦してみてください。
わかりやすく図解で修理・部品交換方法を紹介するので、画面を見ながら作業をすることができます。
状況確認
本当にボタンが効かないのかを「動作チェック」してみましょう。
確実にZとZLだけが効かないとわかっていれば、この手順は省略して大丈夫です。
・ホーム画面の「設定」を開く
・「コントローラーとセンサー」
→ 「入力デバイスの動作チェック」
・「ボタンの動作チェック」を開く
押したボタンが表示される画面が出ます。
ここでZとZLが反応しないことを確認してください。
仮にすべてのボタンが反応しない場合は、基盤の故障が疑われるのでメーカーに修理を依頼することをすすめます。
修理の参考価格 Nintendo Switch|サポート情報|Nintendo
準備するもの
ZLキーボタンケーブル
Lキーボタンケーブル
Y字特殊ドライバー
ピンセット
先が細くて曲がっているものが使いやすいです。ネジが非常に細かいので必需品になります。
プラスドライバー
精密ドライバーであれば何でも大丈夫です。
マイナスドライバー
プラスドライバーではできない精密な作業時に必要です。
手順
写真の通り分解していけば失敗はありません。この通りの向きで作業してみてください。
裏蓋を開ける
1.背面にを向けて、Y字特殊ドライバーを準備
2.Y字特殊ドライバーで4か所のネジを外す
ネジはなくさないようにわかりやすい場所に置いてください。
3.裏蓋を観音開きしてそっと置く
開けるときわずかに力がいるので、勢いよく開けないでください。
配線を切ってしまわないように。
4.電池を取り外す
電池は両面テープでくっついているだけなので、かんたんにはがれます。
そっと脇に置いてください。このとき配線を外す必要はありませんが、次の工程のジャマにならないようにしてください。
断線に気をつけましょう。
5.基盤の蓋を取り外す
基盤の真上の蓋を外すときは3か所のプラスネジを外せばいいです。
ZLの配線が基盤につながっているので取り外す必要があります。
赤〇にロック*2があるのでロックを開放します。精密ドライバーなどでロック解除できます。
以下の記事でも同じような手順を説明しているので参考までにご覧ください。
ZLキーボタンケーブル交換
交換部品を準備しておいてください。
ZLキーボタンのケーブルです。
6.ZLボタンの取り外し
ZLボタンは赤〇の2か所でツメがかかっています。
細いマイナスドライバーで矢印の方向にテコの原理で力を加えるとツメが外れます。
ZLボタンを取り外したところ
7.古いZLキーボタンケーブルを取り外し、新品に交換
プラスネジ1本を外すと取り外すことができます。
同じように新品に取り換えてください。
ZLキーボタンケーブルのみの交換の工程は以上です。逆の手順で組み立てるだけになります。
Lキーボタンケーブル交換
Lキーボタンケーブルの新しいものを近くに準備しておいてください。
8.Lボタンを取り外す
上に持ちあげるだけで外れます。
細かいばねがあるのでなくさないように注意してください。
9.Lキーボタンケーブルを取り外して新品に交換
Lキーボタンケーブルは3か所のプラスネジと基盤への配線でつながっています。
赤〇のネジを外してください。
赤□はロック状態です。
ロック*3を開いてください。
ピンセットで白矢印の方に引くとケーブルが外れます。
あとは新品のケーブルに交換するだけです。
部品交換の工程は以上なので、逆の手順で元通りにできます。
逆の工程で元通りにする
10.元通りにして裏蓋を閉じる
Lボタンをはめ込んだところですが、赤〇のバネがきれいに入っていません。
ボタンを押したときの反発の役割なのでまっすぐバネを入れてください。
ZLキーボタンケーブルの配線を取り付けて、基盤の蓋を閉じます。
その時の配線を通す位置に注意してください。
安易に蓋を締めると紫□のところに配線を通してしまいます。
必ず赤〇のところに配線を通して、緩衝しないように注意してください。
動作確認
最初の「状況確認」でも説明しましたが、動作確認の手順の説明です。
ホーム画面のの「設定」を開いてください。
「コントローラーとセンサー」
→「入力デバイスの動作チェック」を開きます。
「ボタン動作チェック」
押したボタンが画面に表示されるので、ZLとLボタンを押します。
ZLとLが完全に治っています。
修理・部品交換、大成功です。
なおZRとRの修理・部品交換も全く同じ手順です。部品がLとRの違いなだけなので、購入時に注意してください。
ジョイコンのスティックの修理も掲載しているので、これを見て自分でできることは挑戦してみてください。
ご覧いただきありがとうございました。